Python入門の第2回として、Pythonの変数を解説します!
この記事は、以下の方におススメ!
- Pythonの初学者の方
- 変数がよくわからないという方
変数とは
変数とは、データを一時的に保存するための「箱」のようなものです。
表現方法を変えると、PCの「フォルダ」のようなもの。
例えば、あなたが買い物に行くとき、メモ帳に「りんご:3個」「じゃがいも:2個」と書くように、変数を使ってPythonに「りんごの数」や「じゃがいもの数」を覚えさせることができます。
変数は保存ができ、取り出すことも可能で便利なのです!
変数の宣言と代入
少し難しい言葉が出てきました。
”宣言”と”代入”
変数を使うには、まずその変数を準備することが必要。
宣言前は箱にものをしまいたい…けど、箱がない…。という状態なのです。
なので、箱を買ってくる。手元に置く。
これが、変数の 宣言 です!
変数の宣言はとても簡単で、変数の名前を書くだけ。
ここでは、「りんごの数」を「apple_count」という変数名にしています!
apple_count
変数の宣言によって、箱ができました!
次にその箱にデータを入れます。
これが、値の 代入 です!
値の代入も簡単で、変数と値をイコールでつなぐだけ!
apple_count = 3
上の例では、「apple_count」という変数を作り、その中に数値の「3」を代入しました。
「apple_count = 3」には以下のような意味があるのです!
また、一度、変数に代入した後、再度、変数に異なる値を代入できます!
例えば、こんな感じ。
apple_count = 3
apple_count = 5
このようにすると、「apple_count」には、「5」が値として代入された状態になります!
「=」の使い方に少し違和感を覚えますよね。
Pythonでは、「=」
は「等しい」という意味ではなく、「右の値を左の変数に代入する」という意味になります。
「等しい」を表したい場合、「==」と「=」を2つ重ねることになります。
変数の名前の付け方
変数には自由に名前を付けることができますが、いくつかのルールがあります。
- 英文字、数字、アンダースコア(_)を使用可
- 1文字目に数字は不可
- 大文字と小文字は区別 例えば、「Apple」と「apple」は異なる変数です。
- Pythonの予約語(例えば
print
やfor
など)は変数名として不可
予約語というのは、Pythonの関数などで、
すでに使われている語を言います!
変数名を付ける際には、意味のある名前を付けましょう!
これにより、コードを読む人(自分自身も含む)が変数の役割を簡単に理解できるようになります。
例えば、「
x」や「y」という名前よりも、「
apple_count」や「total_price」といった具体的な名前を使う方が良いでしょう。
「x」なんていわれてもわからないですからね…笑
変数の使い方
では、なぜ変数を使うのでしょうか?
それは、変数によってプログラムの変更が簡単になるから!
例えば、りんごの数を扱うプログラムを考えてみましょう。
最初にりんごの数を変数に保存し、その後その値を使って計算を行うことができます。
apple_count = 3
orange_count = 2
total_fruit = apple_count + orange_count
print(total_fruit)
#実行結果
5
このプログラムでは、「apple_count」と「orange_count」という2つの変数を使って、合計の果物の数を計算し、print関数でその結果を表示しています!
また、別の記事で解説しますが、
値が入った変数は、足し算ができます!
変数を使わない場合、こうなりますがよくわからないですよね…
print(3 + 2)
#実行結果
5
変数を使うことで、コードがより読みやすく、理解しやすくなります。
また、変数を使えば、後で値を変更することが容易になります。
例えば、りんごの数が5個に増えた場合でも、変数の値を変更するだけでプログラム全体が正しく動作します。
apple_count = 5
orange_count = 2
total_fruit = apple_count + orange_count
print(total_fruit)
#実行結果
7
このように、変数はプログラムを読みやすくする、変更しやすくするという効果があります!
まとめ
変数はプログラミングの基本であり、データを保存して操作するために非常に重要なことがお分かりいただけたでしょうか?
変数の基本をしっかりと身につけて、Pythonプログラミングの世界を楽しんでいきましょう!